しくじり先生お笑い研究部は本当に面白い

Abemaのアプリで見れます。超面白い。ほんっとに最高。ぜひ見てほしい。

 

まずメンツが神。オードリー若林さん、ノブコブ吉村さん、ハライチ澤部さんがレギュラーだ。この時点で勝ちは確定している。超実力者達だ。ここにラジオスターのアルコ&ピースが加わる。お笑いが好きな人ならこの布陣でニヤニヤしてしまうはずだ。平子さんと若林さんの共演というのがアツい。若林さんと平子さんとの相性の良さは素晴らしすぎる。

上記の5人がゲストに若手芸人を呼び、向上してもらおうというのが大筋なのだが、その内容が最高だ。地上波バラエティに呼ばれたときの立ち回り、世間からの好感度、コンビ間の問題など幅広く深い部分まで掘り下げる。この深さがたまらない。これはMCが若林さんだからできることだと思う。若林さんの人を見る目の鋭さは半端ない。ゲストのコンビ間のパワーバランス、人間性をピタリと言い当てるのだ。特にインディアンスのきむ回はこれが顕著に表れていた。この回はきむの人間性に深く突っ込んでいくというものだったが、若林さんは「若手芸人がY字路でなやんだっていいじゃないか!」という名言を残している。若林さんだけでなく出演者全員がきむについて本気で考えていて、愛にあふれていて、まさに笑って泣けるとはこのことか!という具合だ。

また、上と少し似ているが、この番組を作っている人にも愛があると思う。自分はバラエティを見ていて、なんか雑だなと思うときがある。旬という理由だけの無理やり感のある出演、変なキャラ付け、レッテル張りなどだ。特に思うのはキャラ付けで、第七世代はまさにそれを食らっている気がする。自分はその雑さにこの芸人さんも使い捨てなのかなとさみしくなる。しかし、このお笑い研究部には一切それを感じない。芸人さんがやりにくくなりそうな過度な演出は一切ないし、過去に番組で結果を出した人は再び出してくれる。アルピーはそれでレギュラーになったし、過去にしくじり先生本編に出た中山功太さんも登場した。女子学生枠も毎回同じではないもののほぼ固定メンバーになってきている。ぼく個人として、こういう番組のファミリー感はすごくうれしい。出演者を大事に見てくれているんだな、仲間なんだなとほっこりする。最近ではニューヨークが二度目の登場を果たしていた。自分としては、ぺこぱとカミナリを呼んでほしい。

あと、この番組はバラエティの練習という流れのおかげか、ネタは面白いけど地上波のテレビには出れていない芸人さんが他の番組よりも振る舞いが自然なのか面白い気がする。

 

しかし。一つだけ残念なことがある。一番最初に書いたが、Abemaのアプリ限定配信だということだ。この番組はめちゃくちゃ面白い。やっている内容の深さで言えばゴッドタン以上の回もある。ほかの番組を例にして説明するのはよくない気もするが。ただ自分の肌感覚として、配信番組だからなのか信頼できるツイッターの人もあんまり見てない気がする。お笑いが好きな人は絶対に見るべき番組だと思う。別にネット番組を低く見るということではなく、地上波の深夜に濃いファンに深く愛される番組になれると思うのだ。もっと多くの人の感想が聞きたいということもありこの文章を書くことに至った。本当に面白いし、愛のある番組だと思うので、お笑いが好きな多くの人に見てほしい。まずはAbemaのアプリをインストールしてください。